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コラム(記事・コラム)

持続可能な開発目標「SDGs」、飲食店ですぐにできることとは?

飲食業に勤しむ店長・経営者の皆様は「SDGs」をご存知でしょうか?「SDGs」は「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称。今、世界的なトレンドとなっているテーマですが、日本で本腰を入れて取り組んでいる飲食店は非常に少ないのが現状です。

しかしながら、飲食業界のトレンドに敏感な層ではSDGsを積極的に取り組もうとする傾向がみられ、最近ではSDGsをテーマにしたイベントも頻繁に開催されています。そこで今回はSDGsとは何なのかを紐解きながら、皆さんでもすぐにできるSDGsの取り組みについて紹介させて頂きます。



持続可能な開発目標「SDGs」ってなに?

SDGsは2015年に国際サミットで採択された国際目標です。17のゴール・169のターゲットを定めており,地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓っています。



こうした世界に共通する環境エネルギー問題、ジェンダー問題、格差問題などをクリアすることで、現在の人々、そして将来の世代全ての人々が豊かな暮らしを送れる社会を目指しています。そのためには、世界全体の人々が身近なところから意識的に取り組むことが必要になってきます。

飲食業界も例外ではありません。飢餓、健康、水、豊かな海と陸。これらの問題は「食」の問題とも密接に関わりあっています。仮に気候変動や水質汚染が進めば、近い将来、今まで安全に食べられていた食材が食べられなくなったり、健康に悪影響を及ぼすようになったりするかもしれません。



昨今では、プラスチックごみによる海洋汚染にスポットライトが当てられています。特にマイクロプラスチックと呼ばれる5mm以下のプラスチックごみは、ほとんどの人が食事や呼吸を通して人体に取り込んでいると言われており、その影響の理解も進んでいないのが現状です。もしかしたら有害かもしれないプラスチックを知らない間に体に取り込んでいると思うとぞっとします。

つまるところ、SDGsの掲げる問題提起は食の問題に直結しているということです。最近になって動き出したトレンドですが、飲食店も対応が不可欠で、経営者も知っておくべき話題だと言えます。



飲食店でできるSDGsの取り組みとは

では、具体的に飲食店はどのような取り組みができるのでしょうか?

SDGsは国際的な問題ですが、だからといってほど遠い存在であると感じることはありません。少しだけ、環境や人の健康を意識した対策を講じるだけでSDGsに取り組んでいると言えるのです。

  • プラスチックごみ削減

    前述したように、プラスチックごみは環境汚染の原因であり、健康被害も懸念される問題です。この問題の解決に向け、脱プラスチック化の動きが世界的に加速しています。

    飲食店では、テイクアウト用のフードパック容器やプラスチック袋など、多くのプラスチック用品を消費する場です。これらの消費を抑えることでSDGsの達成に貢献することができます。

    たとえば、これらプラスチック用品を紙製の商品に交換する取り組み。最近では紙製のストローをみかけることも増えてきました。大手飲食メーカーには、近年中までにプラスチック製品の廃止を掲げる企業もおり、紙製品への転換が流行となっています。

    また、ごみの分別を徹底することも取り組みの一つに挙げられます。プラスチックごみや空き缶の分別をきちんと行うだけで、リサイクルに貢献することとなり、結果として環境保全につながります。政府や自治体も、より着実な容器の回収やリサイクルスキームの構築に取り組んでいるようです。

    清掃活動もSDGsの達成に貢献できる取り組みといえます。地域の美化だけでなく、環境汚染の原因であるプラスチックごみの処理に役立っている訳ですから、大切な取り組みの一つといえるでしょう。

  • 食品ロス削減

    食品ロスは飲食店を円滑に経営する上でも重要な課題の一つに挙げられます。廃棄率を改善し、コストパフォーマンスを向上させることで売り上げの最大化を目指しながら、SDGsの取り組みとして一石二鳥を狙いましょう。

    まず、対策の例として、小盛りメニューを取り入れるなどして食べ残しを「出さない」工夫をしましょう。お客様が食べきれる量を提供し、廃棄量を減らすことが必要です。

    さらに、食べ残しの持ち帰りサービスを実施するのも有効です。しかし、このサービスは飲食店側として踏み切れないこともしばしば。やはり食べ残しは、常温にさらされる時間が長くなるため、衛生上の問題がリスクとなり得ます。


そこで、持ち帰りサービスを実施する時は、きちんとお客様と「食中毒リスクは自己責任」であることを伝え、充分理解して頂くよう徹底することが必要です。政府は持ち帰りサービスを推進しつつも、衛生面については自己責任であることを理解するよう呼びかけています。飲食店側としても随時説明を行って、お客様側に理解して頂けるよう努めなければなりません。

  • サステナブルシーフードの採用

    サステナブルシーフードとは、水産資源や環境に配慮し適切に管理された漁業で獲られた水産物、あるいは環境と社会への影響を最小限に抑えて育てられた水産物のことを指します。持続的に、将来も水産物が食べられるような取り組みが、漁業の世界でも行われているのです。

    このような食材を採用することもSDGsの達成に貢献することができます。

  • 働き方改革

    労働環境を見直して、みんなが気持ちよく働けるよう整備することもSDGsへの貢献につながります。職員、アルバイト・パート、もちろんご本人含め労働時間を見直してみたり、ITツール等、様々なサービスを利用することで生産性向上を考えてみたり、今一度経営全般を考え直す機会を設けてみてはいかがでしょうか?自分の幸せとは、スタッフの幸せとは何なのか。一度熟考していただいて、SDGsに貢献して頂ければと思います。

まとめ

このように、飲食店の立場であっても、国際的な課題に取り組むことのできる手段は無数にあります。こうした小さな取り組みの積み重ねが自分のため、そして未来の世代のためにつながっていくはずです。「ただの流行」と割り切るのではなく、お店の利益最大化や、職員の働き方を考えるきっかけとしてSDGsに一度向き合ってみてください。

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