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自分の好きなライフスタイルを叶える!飲食店経営の新しい形

こんにちは!編集部の高山です。「働き方改革」やフリーランス人口の増加など、近年仕事と働く人の関わりが変わってきています。そんな中、飲食業界でも新しい考え方を取り入れる面白い起業家が増えてきました!
今日はそんな中から2人の飲食起業家をご紹介します♪

定時は3時!?従業員をハッピーにする『佰食屋』

朝のニュース番組で知ったこちらのお店。経営者の考え方がとてもユニークで先進的なんです。

大学卒業後、広報として働いていた、中村朱美さん。不動産会社に勤める夫と結婚しましたが、互いに多忙過ぎて余裕がなく、そんな現状を変えようと起業を決意。夫の作るステーキ丼が何より美味しく、自分だけでひとりじめしているより誰かに食べてもらいたいと思い、飲食店を開く事を決めました。開店当初は売れない日々が続きましたが、お客様が書いてくれたブログをきっかけに、徐々に人気店に。

経営を続ける中で、従業員の事を考えて「1日100食限定」に

100食売り切ったら早く帰れて、給料もしっかりもらえる仕組みにすることで従業員のやる気をひきだすことに成功。しかし当初は、「そんなのバカらしい」と周囲の人に言われたこともあったそう。そんな中でも、中村さんは「自分たちが働きたい会社」であることを一番大切に考えて、売り上げ増や多店舗展開は躊躇なく捨てていますと言い切っています。

いわゆる「仕事ができる」人は採用しない

また中村さん達が採用する人の基準もユニーク。意欲的で自ら企画やアイデアを提案したりコミュニケーション能力に長けているといったような、普通の企業では「仕事ができる」人は採用しないそう。採用基準は「今いる従業員と合う人」。佰食屋で採用するのは、人前で話すのが苦手だったり、どちらかというと他の企業では採用されにくいような人。しかし、そういう人は言われたことを真面目にこなし、毎日同じ仕事が出来るのです。

100食限定、ユニークな採用基準、事業拡大を安易に目指さない、また実はフードロスを出さない仕組みも同時に実現しています。これについては気になった方は是非調べてみてくださいね♪

「夕飯は温かいうちに、家族揃って」を実現

夫婦二人合わせた世帯年収は半分に減りましたが、念願だった子供も授かり、家族で過ごす時間が増えた中村さん。従業員みんなが明るい時間帯に帰って、それぞれの生活を大切に送れるようにしています。仕事って、本来は自分の人生を豊かにするためにあるもの、と考え、自分たちが信じた道を突き進んでいる姿には、多くの人にとって、ヒントとなるものがありそうです!



お客様が店員に!?入口壁にはただめし券?『未来食堂』

さて、ここのお店のオーナーもとってもユニーク。

東京・神保町。『未来食堂』はレトロなオフィスビルの地下一階にあります。2015年秋に開業したこちらのお店。カウンターのみ12席の小さな食堂でオーナーは小林せかいさん。従業員は雇わず、ひとりでお店をやっています。

「誰もが受け入れられ、誰もがふさわしい場所」へ

小林さんは、東京工業大学を卒業し、日本IBMやクックパッドでエンジニアとして働いていましたが、「いつかお店を持ちたい」という夢を叶えるために、起業。そして始めた飲食店「未来食堂」には驚く仕組みが沢山あります。コンセプトは「誰もが受け入れられ、誰もがふさわしい場所」。飲食店はこうあるべき、という常識はそこにはありません。

収支報告書まですべてネット上に公開

まず、食堂を作ると決意してからの経緯や事業計画書・月次の収支報告書までをすべてネット上に公開しています。飲食業に足を踏み入れた時に感じた、業界の不透明でクローズドな環境、それを変えていくためにそうしています。IT業界で、業界を迅速に発展させてきた根幹であるオープンソースという概念を取り入れているのです。「自分の知識を隠しておくことで勝者になる」のではなく、知識のシェアによって業界を変えていきたいという強い想いがそこにはあります。

50分働いたら、“ただめし”

そしてこれまた変わっているのがお店の運営システム。例えば、“まかない”のシステム。50分、お店をお手伝いすれば一食ごはんが食べられるという画期的なシステムです。なので、お店を回しているのは実際にはオーナーひとりではありません。お客様が一緒になって、厨房にたち、食事をサーブします。

さらに、“ただめし”券をゲットした誰かが自分が食べる代わりに置いていった一食分の券が、入り口壁には貼ってあります。お店をお手伝いして得た“ただめし”券を、自分が使うのではなく誰かに提供するという行動が起こるのも、未来食堂の空気感がお客様に伝播しているのでしょう。

不思議なお店、未来食堂。著書も沢山出ていますので、気になった方はぜひ小林せかいさんの世界観に触れてみてくださいね♪

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